はてブネガコメ問題

 指摘している人があまり居ない(気がする)点についてのみ。

 事象としては「blog主の管理できない場所に」「blog主の意に沿わない」コメントが出ているのが嫌なのであって、それははてブに限らない、んだと理解しています。

 じゃあ何ではてブが殊更槍玉に挙がるかというと(無差別に対象が指定されるサービスとしては)はてブの規模がもっとも大きいから=「被害」にあった人が多いからで、例えば2chにヲチスレとか立つような人にとってははてブ如きは大した問題ではないでしょう。多分。 *1

 で、「WEBに公開してんだから反応があるのは当たり前」「嫌ならクローズなSNSとかローカルに書いてろ」みたいな反応はもっともなのですが、こういう反応の背景には以下のような心理があるのだろう、という話が本稿のメインでここまで余談。(長い


 要するにアレですよ、個人がblogを持った=情報発信できる場所を得たということは、そのblog内では彼(女)が管理者であり、記事内容やコメント・TBの扱いまで含めて生殺与奪の全権を握った神のような存在な訳ですよね。
 ……と思って気分良くオラオラしていたところに、外部から「神の力の及ばない存在」がやってきて、「自分が神であるというのは錯覚に過ぎない」ということを突き付けられて(数多あるblogの)ワンオブゼムに引き摺り下ろされてしまう訳で、イライラすること自体は判るかな、と。
(ポジコメ=消そうと思わないコメントなら有っても良い、という点も傍証になるでしょう)


 そもそも当初の全能感自体が錯覚だろうとか公開の場所にblogを設置することへの覚悟が足りないというのはそのとおり、ですが、彼(女)が表向き挙げる「理由」に応答するだけでは、話は噛み合わないだろうなぁと思います。
(彼(女)には「自分がネガコメを嫌がる本当の理由」がある意味で幼稚な要求であるという自覚がない *2 ので、「貴方の要求は、要は○○ということですね? それ無理筋ですよ?」と語りかけるのがいいのかな)

*1:例えばはてブユーザの客層がYahooニュースのコメント欄にいる連中と同類だったら、と考えるとはてブが如何に穏当かが判るのではないでしょうかw

*2:それを自覚したらSNSに篭もる等の対応をするでしょう。